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2011.5.29
京都、西本願寺-飛雲閣で開催されたお茶会 古儀茶道藪内流竹風会、設立40周年記念茶会に出席させていただきました。 いままで、本の中でしか見たことがなかった国宝‐飛雲閣。 もちろん写真も撮れないしスケッチもできないけど、しっかり目に焼き付けておこうと心して臨みました。 (そのせいか帰ってきてから暫く目にモノモライができて痛かった。見過ぎ?!) 飛雲閣。外観の軽やかな数寄屋造りは、中に入ってもその印象通り、開口が多く繊細な印象で、 雨模様だというのに、障子に囲まれているため室内が明るく、雅で神々しい感じです。 あいにく、この日、京都は雨。 着物は濡れちゃったけど、でも、そんなことが気にならないくらい、素晴らしいお茶会でした。 私は先生の隣に座っていたので、なんとハンスのお茶碗で頂くことができ、 若宗匠の点てられたお茶(銘:憶昔)の美味しいことと言ったら! おいしいというのは単純すぎるかも。味わいと感動で胸が熱くなる感じです。 たくさんの美術館に収蔵されているお道具を拝見しましたが、とりわけ印象深かったもの。 花生-燕庵名物 古銅象耳 銘 『姫瓜』 本歌 将軍足利義政の所蔵していた宝物で、後に薮内剣仲(やぶのうちけんちゅう)が所持したと言われる「古銅象耳花入」です。本歌―本物ってこと!なんだか迫力ありました。大きく感じたなぁ。名前は姫瓜だけど。姫瓜の蔓が床の間にどんなふうにこぼれていたのか想像するとすごくいい感じ、ゾクゾクします。 天正十五年、秀吉の九州征伐に同行した利休はその帰り、名物の古銅象耳花入との再会を願って、その花入を所持していた尼崎に住んでいる剣仲を訪ねました。利休が通された茶席の床の間には、利休の望んだ名物花入が飾られていました。しかし、暑中のため庭には姫瓜の花しか咲いていなかったので、やむなく花入に水を入れて床に飾っていました。それを知った利休は残念に思い、昔、花のない時青葉や笹の葉をも生けたと伝え聞いたことがあるので、姫瓜の花でも良いのではと庭から一枝切って、花入に入れました。姫瓜の蔓が床の間の縁まで延び、それがまた、自然でおもむきがあり、剣仲はとても感動しました。その時から、この花入を『姫瓜』と呼ぶようになったそうです。
by nakatahiroyo
| 2011-05-29 18:59
| 茶道
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